マックス(仮名)と再会 ②
マックス(仮名)のお話のその後。
知り合いの近くにたまに現れる足の悪いのら猫のお話。
3日間私の部屋にいて、捕獲器に入っていたマックス。
足はできる限りの治療をし、リリースの朝。
捕獲器の中に水とウェットフードを入れてみました。
捕獲した時、脱水症状があったのと、餌やりさんが不明だったので
今度ご飯をいつ食べられるかわからない心配もあっての事です。
「普通、捕獲器に入ったのら猫は食べないよ」と聞いていたのですが
一か八か試してみると……食べてくれました。
ほっとしました。
人も車も動き出す前にと思い朝6時頃に捕獲した場所の近くに行き
リリースしました。
普通、捕獲器の扉をあけると中の猫は一目散に逃げます。
が、マックスはとことこと歩いて出て行き2mほど離れた所で私の方に向き直り
座ってじっとこちらを見てました。
外で改めて見ると、そのボロボロさに涙が出ました。
不思議な子でした。
それからの数日…私はとても悩みました。
「リリースせず足の治療をしてやるべきだったか?」
「去勢手術はしない方が良かったのか?」
「どこかでちゃんと生きてるのだろうか?」
色んな思いが錯綜しました。
できる限りはやったつもりだったのだけど、もっとできた事があったんじゃないかと。。
元々滅多に現れないコだったので、その後姿を見ることはありませんでした。
私はいつもウェットフードや器などを持ち歩き、見つけたらご飯を食べさせようと
思っていました。
心の中で「元気でいるならたまには姿を見せてね」と願いました。
それからだいぶ経ったある日の事。
出勤途中で出会ったマックスの捕獲に協力してくださった近所の方が
「あの子、⚪︎⚪︎辺りにいたよ!普通に歩いてた!」と教えてくれました。
私はまだ生きていてくれた事にホッとし、仕事の帰りに
教えて頂いた家に行ってみました。
門の中にマックスはいました。
私が「マックス」と呼ぶと「シャー!」されましたが…💧
そして、4本足で歩いている姿も確認できました。
薬が効いているのかもしれません。
この時の安堵感といったら…。。
しかしです。
この家の方はのら猫の面倒をみてくださっているようですが
全て未手術だという事が同時にわかったのでした。
何故なら他にも猫を確認したのですが、マックス含め耳カット済み…
すべて別のご近所の方がやって下さっていたからです。
まだ未手術の子が他にもいるかもしれません。
私はこのおうちの方と、のら猫との関わり方についてお話しし
できる協力をしないといけません。
が…
インターホン押しても呼んでも無視されます。
確かに家の中からテレビの音は聞こえるのだけど…。
インターホンが壊れてる?
仕方がないので、両隣の方にお話を聞こうと行ってみましたが
どちら様もあまり関わりたくないのか、怒っていらっしゃるのか
決して協力的とは言いにくい反応。。
う〜ん。悩ましい事態です。
とりあえず手紙書こうかと思っています。
続く…