みいこ可愛い・・だけの10年間
「野良猫」って子供の頃から当たり前にいてました。
みいこと出会ってから、やたらと野良猫が目につくようになりました。
そうすると不思議なもので
「野良猫」に関する情報がたくさん飛び込んでくるようになりました。
どういう経緯でたどり着いたのかはよく覚えていませんが
とある動物の保護施設を見つけました。
「行き場のない犬や猫がたくさんいるんだな」という現実を初めて知りました。
何かサポートできないかと考えた結果、毎月寄付を始めました。
でも、どこかでそれは遠いところの出来事でもありました。
そして、みいこと夫との2人と1匹の平和な時間が過ぎていきました。
「みいこ可愛い」「猫可愛い」それだけの日々。
「野良猫」という存在の背景にどんな大きなものがあるのかは
まったく気づかずに10年くらいの年月が流れて行きました。
My family・・じみぃ
じみぃ 1歳半くらい
性格:とって~もビビリな甘えん坊。だけど打たれ強い根性ある子。
じみぃがうちに来たのは2017年の5月のこと。
ここまで、みいこオンリーの生活を守り続けてきました。
というのも、みいこはとっても怖がりで人に慣れるのにも相当時間がかかる子だからです。
他の猫との共同生活なんて恐ろしくて考えられませんでした。
でも、とある場所で里親募集のチラシに載っている「じみぃ」を見て一目惚れ。
それもあったんだけれど、「じみぃ」は猫ボランティアさんが保護していた子で、どうにも里親さんが決まらないまま体だけ大きくなっていく・・という、仔猫人気の里親募集の世界でなかなか厳しい状況にいた子でした。
なぜに里親さんが決まらないのか・・・・?
それはとって~もビビリだからかもしれません。
トライアルに行ってもず~っとカーテンに隠れたままだったそうです。
そこで私は思いました。
「とってもビビリのみいことなら、ビビリ同士うまくやっていけるかも!!」
そしてトライアルという事でじみぃをお預かりしたのですが、そこで意外な事実を知ることになりました。
「みいこはビビリどころかめちゃ気が強い女王様体質」
「そして猫が嫌い」
「なんなら自分の事を猫じゃなくて人間だと思っているらしい」
じみぃは猫が大好き。
みいこに寄っていっては「シャー!」と威嚇され逃げる。
じみぃはうちに来てしばらくは、ず~っとお布団に潜ったままでした。
知らない間にご飯食べたりトイレしたりしている。しかし姿は見せない。
潜っているお布団を少しめくって様子を見ようとすると「シャー!」。
ビビリ具合も相当なものです。
みいこの事、じみぃの事、色々と考えました。
みいこの事を考えると1匹の方が良いのかもしれない。
でも行き場のないじみぃも気になる。
一応、2匹とも仲良くはないが健康には問題なさそう。
気長~に暮らしてみようかと思いました。
健康に問題ないなら、何年かしたらもしかしたら仲良くなるかも。
という事でじみぃを家族に迎える事に決定!
あれから7ヶ月くらい経ちました。
みいこは相変わらずじみぃが嫌い・・・というか自分以外の猫が嫌いっぽい。
プリプリ怒っていますが、まあなんとか・・・。
じみぃが調子に乗って近づこうとすると相変わらず「シャー!」言ってますが
20cmくらいの距離を開けて並んで寝るのは平気になってくれました。
(※接触不可)
2匹が遊んでいる姿・・・なんてのも憧れはあったのですが、そこは人間の夢に過ぎず。
2匹の好きにしたらよいかなというところで共同生活を楽しんでいます。
じみぃはビビリだけどとっても甘えん坊。
だいたいは私にぴったりくっつきつつ、なんとかみいこに近づこうとあの手この手で
接触を試みては失敗しています。
My family・・みいみい
みいみい(通称:みいこ) 12歳くらい
性格:女王様体質。猫という自覚がないらしい。
12年程前、当時住んでいたマンションの周りで一匹彷徨っていた野良猫と出会いました。
小さな仔猫でよく見かける子でした。
私はベランダからたまにパンをちぎって投げていました。
そのうち仔猫がベランダの外から「ミィミィ」と鳴いてご飯を催促するようになりました。
それまで私は犬しか飼ったことがなく、どちらかというと猫はあまり好きではありませんでした。
それに、野良猫がその辺りにいる事を当たり前だと思っていたので「保護しないと!」という気もまったく起きませんでした。
ある日、たまたま焼き魚を持って帰って来たら猛烈に近寄ってきたので焼き魚を食べさせながら「家に入れてみる?」と旦那と話し、抱っこして家の中に入れてみました。
猫とこんなにお近づきになったのは初めてです。
抱っこすると、なんか「グルグル」という音がします。
どうすればよいのかわからず、猫を飼っている友人に電話して色々とアドバイスをもらいました。
「グルグル」という音はどうやら心地よい時に発する音らしい・・とか、猫を飼うのに必要なものを教えてもらいました。
可愛くて可愛くて、もう寒くなりかけてきていたお外には出せなくなり、猫との生活が始まりました。